翌日別件で長崎へ。撮影終了後、お勧めの場所があるというので長崎刑務所跡地へ。いやあ驚いた。何が驚いたかってこんな凄い建物の入り口に「売地」の看板。
まるで「アラモの砦」のような壁が凄い。アラモの砦は今でもサンアントニオに保存されているがここは売地。日本文化は破壊と創造。それはわかる。地震、台風、水害。そのたび造り直す。ついでに新しい文化も取り入れてきたのが日本文化。これを語ってるときりがないのでやめるが建物だけは保存したい。移築でなくそこにある状態で。建造物はもう造れないぜ、保存に金がかかるのもわかる。でもそんな時のために毎年「ふるさと創生金」が全市町村に支給されてるのではないか?
あの竹下内閣の「ふるさと創生金・一億円」が一回こっきりだと思ってる人がかなり多いが、毎年支給されてるのです。つまらない箱物作ったり、誰も来ないテーマパークを作ったりするより古い建造物を保存し、そこを利用していくのが賢い文化なのではないか?「監獄カフェ」とか「監獄ホテル」なんて出来たら海外から来た人にも自慢できるよ。「日本はどこに行っても同じ風景だね」と海外から来た友人に言われた時、返す言葉もなかった。
心に宿す文化も大切だけどそれは環境によって受け継がれていくものである。
ふるさと創生金は正しく使ってほしいものだ。
2004/12/23(木) 03:33 未整理 記事URL COM(0)

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